こんにちは。カラビナハート株式会社の小坂です。今年も残り1週間ほどとなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?11/29に弊社主催にてウェビナーを開催いたしました。
イベント名:いいキカクの作り方!”バズる企画”はこう作る!
日時:2021年11月29日 19:00~21:00
今回は東京浅草を拠点に設立された、シェアハウス型コミュニティラウンジ”キカク荘”を運用されているふくま様、近藤様にご登壇いただきいわゆる”バズる企画”を生み出すためのメソッドについてお話を伺いました。
【キカク荘とは】
現在、3名の住人により運営しており、様々な企画人が訪れ交流できるよう、ワークスペースの開放とイベント企画を実施。
■今企業のSNSアカウントには、〇〇が求められている。
この〇〇に入るワード、みなさんであれば何を当てはめるでしょうか?
人それぞれ、様々なワードが思い浮かべられるかと思います。
ふくま様は今回、
企業のSNSアカウントに求められていること=『愛』とお話してくださりました。
愛・誠実さが実った代表例として
やすもと醬油さん(@yasumotoshoyu )Twitterを事例としてご紹介いただきました。
この投稿が記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?
やすもと醤油さんはなんとこの投稿をしたことでフォロワー数が現在40人の2000倍の8万人にまで成長しています。
愛・誠実さ・本音のようなものがしっかりと伝わってくる投稿になっており、多くのTwitterユーザーの方達の共感を生みました。
再現性があるかというと難しいですが、再現性を少しでも上げることは可能、ということです。
■意識するポイントは…企業の人格と文脈
例えばやすもと醤油さんだと
◎人格
・島根の小さな醤油工場
・ITリテラシーは多分高くない
・どちらかというと年齢層も高め
◎文脈
・わからないけど頑張ってる
・成果がないとやめさせられる
・フォロワー40人でバズっている
この掛け合わせによって「可愛い」「応援したい」という気持ちが湧き出てきます。
なぜこの企業が、この発信をするのか?
という、企業としての人格を守ったうえでの発信が大切というお話でした。
意外性のある投稿でバズを生み出している企業様も時々見かけますが、意図して”バズる企画を生み出す”となると『人格』というワードは大きなポイントになりそうです。炎上リスクも抑えることができるのではないかと感じました。
■そもそも、なぜSNSでバズることが必要?
CM・web広告を回せば情報をバズらせる必要なんてないのでは?という声もまだ多いのではないでしょうか?
結論としては、近年SNSが発達したことによりユーザーが「身の回りの情報」に自信を持っているから。
テレビで話題!という自分と遠い世界で言われている事柄に聞く耳を持たなくなった。との事でした。
■人は3方向から情報を受け取ると、それを流行っている、と認識する。
メディア(TVCM)・広告・SNSや友人からのクチコミ、3か所の情報ソースから情報が当たると、人は「今、キてる」と認識するそうです。なので、その上でもSNSでの”バズり”は「キてる」と認識させるのに重要なプラットフォームとなっています。
■価値規定と表現ジャンプ
”いいキカク”を作るには?
近藤様は、この2つがポイントとなるとお話くださりました。
【価値規定】
一言で、何と言われたらその商品やサービスを使ってみたくなるか?
ここで重要となるのが”生の声を聞きにいくこと”とお話をされていたのが印象的です。
お客さまが求めている事を知るには、いかにSNSが発達したこの時代でも実際に足を運ぶという事が一番確実なのだと改めて実感をしました。
【表現ジャンプ】
心を動かすキカクはすべて、
「びっくり!」と「なるほど!」
でできている。
見たくなる企画タイトルと、驚きをつくり、なるほどで着地できる読後感を設計する。
おふたりのお話を伺い、SNSでの”バズり”は偶然で起こるもの、というイメージがガラッと変わりました。
もちろん偶然で起こったものもたくさんあるとは思うのですが、ポイントを押さえて企画をすることで”バズは意図的に作ることができる”と感じました。
ただ、一方で「企業としての人格が固く、どう表現ジャンプをすればいいのか分からない」という声も上がっており、まだまだイメージや商材によっては再現性を作ることは難しい企業もあることを同時に実感しました。
SNSに留まらず、企画をつくる上でとても興味深いお話をお伺いすることができました。
ふくま様、近藤様、誠にありがとうございました!
弊社カラビナハートでは、TwitterやInstagramのKPI設定から具体的な投稿案の提案などのコンサルティング、企業アカウントの投稿やコメント返信まで行う運用も行っております。お困りのことがあればお声かけください。
【カラビナハート株式会社】お問い合わせフォーム (tayori.com)
今後もいろいろなウェビナーを行っていきたいと思います。
こんな話をしてほしい、こんな事が知りたいなどのご意見もお待ちしております。