自治体がSNSとの相性が高い理由

SNSブログ


こんにちは。
カラビナハート株式会社の吉田啓介です。

先日、とある自治体さんの職員向けSNS講習会にて講師をさせていただきました。
北海道のいなか出身の私にとって、町や北海道など住んでいた場所への思い入れが非常に強く、地元や住んでいる自治体への興味関心や愛は、企業のブランドへの愛以上とも言えると個人的に思っています。

だからこそ、自治体はSNSでの発信、双方向コミュニケーションとの親和性が高く、ぜひ使うべきと考えているのですが、活用している自治体は決して多くはありません。

オミクロンが猛威を振るう中で、残念ながら直前で「対面での講習会」は中止となり、オンライン開催になってしまったのですが、職員の方々の熱意と不安を画面越しに感じました。

・組織が大きく承認を得るのが難しい
・企業の商品やサービスと違って興味を持たれにくい
・平等性の観点からコメント返信しがたい
・何を投稿して良いかわからない
・部署や担当によってリテラシーが異なる

たくさんの不安やお悩みを聞きましたが、どれも自治体固有のものではなく、企業や団体と同じことを課題に感じていらっしゃいました。

立場上、こんなことを言ってよいかわかりませんが、むしろ企業の発信よりも自治体の発信の方がリツイートやシェア、コメントがしやすい利点はあるかと感じます。私も地元から3千キロ離れ、気候も全く違うので、この時期は地元の雪景色をタイムラインで眺めたり、懐かしい景色、地名を見るだけで嬉しい気持ちになります。

・今日の〇〇川の様子です。おだやかですね!
・いちごの出荷シーズン。どうですかこのいちご!食べなくてもおいしいのがわかります。
・明日から〇〇で〇〇のイベント開催なのでみんなで準備しています・

そんな何気ないことが投稿の中心でも良いと思います。いつも通りおだやかで、変わらない安心。その積み重ねでより町や県のことが好きになったり、あるいはふるさと納税や将来の居住地選び、就職志望先になったりするはずです。

ただ一つだけお願いできるのなら、部署ごとにアカウントを細分化しない方が良いことを伝えたいです。市民、県民にとってひとつひとつのサービスに関心があるのではなく、自治体そのものに関心があります。一つのアカウントから細かい情報を発信した方が、基本的にはフォロワーも増えやすく、多くの人に伝わります。中から見た景色ではなく、市民、県民から見える姿に合わせてアカウントを分けることをおすすめします。私から見ると、それは一つです。

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