こんにちは。カラビナハートの吉田啓介です。
毎年この時期になると「夏ってこんなに暑かったっけ?」って感じるのは私だけではないはず。連日の酷暑は体に応えますね。
北海道出身というと冬の厳しさや雪が多くて大変って話になるのですが、個人的には北海道の冬よりも東京の夏の方が命の危機を感じます。暑さ耐性が弱すぎる説もありますが、寒さは防御がしやすいです。
地元を離れて17年ほど経ちましたが、ふるさとや長く住んだ街は月日が経っても特別な存在ですよね。SNSのおかげで、地元の友人と繋がれたり、現地の自治体や企業アカウントの風景の写真を見て「懐かしい!」「久しぶりに行きたい」「帰省したい」という気持ちが高まります。
企業やブランドへの愛やファン精神は購買につながる大切な想いですが、それ以上に自治体への愛は特別だと思っています。地元でやっているイベント、最近の景色、気候、名産品などは共感しやすく、つまるところは自治体とSNSの相性はとても良い!って感じています。
そんな気持ちが届いたのか、自治体よりオファーをいただいてSNS研修会の講師をしてきました。様々な部署に所属する方々約50人に向けて、SNSの価値や活用方法をお伝えしました。企業とは違って営利目的でない分、フォローやエンゲージを得られやすそうな一方で、その特殊性ゆえに発信内容が硬くなりがちなのも悩みとして多かったです。
<事前にいただいたSNS関連の悩み>
・承認フローが多く、タイムリーに発信できない
・一定期間で必ず異動があり、ノウハウが部門にたまらない
・企業がやっているような柔らかくて人間味のある発信がしにくい
・SNSの価値が可視化しにくく、どうしても後回しになってしまう
・頑張って発信しても数字が伸びない
・炎上が怖くて、無難な発信になったり攻められない
・何を発信して良いかわからない
それらの不安や悩みを踏まえて作った研修会のメニューがこちらです。
目次
自治体研修会のアジェンダ
・なぜSNSが大切か
・各SNSプラットフォームの特徴、利用者属性
・各部門のアカウントの健康診断
・他自治体の活用事例
・投稿内容の考え方
・生活者の発信内容からコンテンツのヒントを得る
・投稿を考えてみよう~個人ワーク~
・炎上事例と対策
・SNSの価値をどう理解するか
・目標値の作り方
・質疑応答
3時間半という長時間の研修だったので、内容もかなり盛りだくさん。聞いて終わりにならないようにワークショップでアウトプットの時間も設けました。
研修で「投稿の考え方」を解説した後に、テーマだけ決めてみなさんにも実際の投稿を作ってもらいました。本当はテーブルディスカッションにしたかったのですが、ご時世的に難しく今回は個人ワークに。
単にイベント、名産品を伝えるだけではなく、受け手メリットやリアクションしたくなる双方向性を組み込むことをポイントに考えていただきました。
目標値の立て方
SNSの価値を可視化する難しさは企業も自治体も同じですね。集客や売上など完全なるゴールの数値は絶対にわからないので、見える数字から貢献度を図る形が一般的ですが、なによりも大切なのは目的を明確化すること。何のためにこのSNSアカウントを使うのかが定まっていないと、どこに向かっていくべきか、何を指標にするべきかも当然わかりません。SNSが流行っているから始めて、すべての数字を追いかけているが正しいかどうかの判定ができない、そういう公式アカウントはかなり多いと感じています。
炎上を防ぐには
最近も企業や著名人、一般人の炎上が絶え間なく起こっています。発生理由を探ってみると公式アカウントの有無は無関係で、過剰に怖がる必要はありません。正しい手順で運用ができていればまず起こることはないですし、予防もできます。研修会では予防としてすぐできる7つの事をお伝えしながら、万が一の時には火消しになれるのが公式アカウントというお話もしました。
おわりに
社内や組織内でSNS研修会を開きたい、SNSの価値を啓蒙したいというご相談があればぜひご連絡くださいませ。
2時間のスポット開催から、週1回の複数開催など目的に応じてカスタマイズいたします。
下記ページからお問合せいただくか私のTwitterからDMでご連絡ください。
https://tayori.com/form/bd6c398d9de4c3aad30598832af2bc60d1750b94
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