こんにちは!SNSコンサルタントの佐藤です。
7月末にある企業のグループ会社全体のSNS研修に行ってきました。
グループ会社の方がそれぞれのブランドで取り組んでいるSNSの施策やお悩みごとをプレゼンして弊社がレビューをするという形で講師として呼んでいただきました。
私は2022年4月に入社してからマーケターの集いのイベントを除き初めて研修へ参加です。
全体的な内容としては以下のような感じです。
【A社】
・店舗ごとのSNS施策について
→インフルエンサーマーケティング、アンバサダー施策、新店舗無料招待など実施した施策の事例
【B社】
・様々なSNSプラットフォームの使い分け
→運用しているLINE、Twitter、Facebookそれぞれの利用方法と工夫している点の共有
【C社】
・コンサルタント導入前と後の投稿内容の変化
→映えを意識した写真から文字入れ投稿やテンプレートを活用し消費者目線の投稿に変更した事例の共有
色々なお話がありましたが私が中でも興味深かったSNSアカウントに関するお悩みについて今回はお話したいと思います。
お悩み①店舗毎のSNS運用
200以上の店舗を運営している飲食系グループ会社では系列店舗毎にInstagramアカウントを持っており各店舗の担当が運用しているそうですが以下のようなお悩みがありました。
・企業のマネージメントが行き届かない
・店舗毎に知見の差がある
・運用モチベーションの維持
・店舗でのSNSの役割分担
広告費をかけずに集客に活用ができるSNSですが、店舗の仕事を行いながらSNSを更新していくのは店舗の負担も大きいです。
企業がSNSに力を入れたいからと
「お店でアカウントを作ってください。」
と言うだけでは作業が増えた、誰がやるんだろう・・とモチベーションの上がらないアカウントがスタートしてしまうこともあるかもしれません。
目の行き届かない店舗でSNSをしっかりと運用してもらうためには企業側も店舗のモチベーションアップを図る必要があると思います。
例えばSNSに関する評価制度です。
ただ単純に目標フォロワー〇人、ハッシュタグの投稿〇件を目指して下さいと伝えても店舗の場合は立地や規模によって売り上げ、来店人数にもかなり差があります。
制度を作る際には不可能ではない数字を店舗ごとに設定していくのも大切になりそうです。
またSNSへの知見の差については担当者への研修を行うのも大切です。
担当者の方が異動、退職してしまった後にSNSの更新が止まってしまうケースは少なくありません。
もしそうなった場合にも運用ルール、マニュアル化を進めておくと引継ぎもスムーズで再現性のあるアカウント運用が出来るので企業全体としてのマニュアルと店舗毎のマニュアルを用意するのも一つの手となりそうです。
お悩み②他のSNSをやるべきかどうか
これはInstagramのみを現在運用しているブランドの方からのご質問で
「今Instagramだけなのですが他のSNSもやったほうがいいですか?」
というお悩み相談でした。
SNSにはそれぞれ特徴があります。
Twitter→投稿出来る文字数は140字と短い分気軽、拡散性が高い、匿名性が高い
Instagram→口コミの検索などに強い、ショッピング機能がありECとの相性がいい、拡散性は高くはないがハッシュタグでの検索に強い
Facebook→匿名性が低い、利用者の年齢が高い、広告のターゲティングがしやすい
LINE→クローズドコミュニティ、リピーターの獲得に利用しやすい
など同じSNSでも役割や出来ることは全く異なります。
もし漠然とSNSを始めたい、チャネルを増やしたいと思っている場合は、まずSNSを使ってどんなことをしたいのかを一番に考えてみましょう。
リピーターを獲得したいのなら友達登録を使ったLINEがいいかもしれません。
逆に新規の顧客を獲得したい場合はLINEは相性が良くないです。TwitterやInstagramを活用するのが良さそうです。
商品写真をどんどん投稿したいのなら情報が流れていくのが早いTwitterよりストック型のInstagramのほうがいいと思います。
やりたいことを考えていくとやるべきSNSが見えてくるのではないでしょうか?
逆に相性が良くない、目的とあっていないSNSを続けるべきなのか考えることも必要だと思います。
以上私が気になった企業のお悩みをピックアップしてお話ししました。
SNSにお悩みの方の参考になれば幸いです。。
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