オウンドメディアの発信ネタを見つける方法

目次

こんにちは。
カラビナハート株式会社でSNS事業の責任者をしている吉田啓介です。
9月に入っても気温は下がらず、今日も東京は30度を超えて小さい秋どころか完全にまだ夏です。

今日はオウンドメディアを担当している方からよくいただく質問「どうやって発信するネタを見つける?」について考えたいと思います。オウンドメディアとは、広義の意味で、自社の媒体すべてを指します。例えばアプリ、メルマガ、自社サイト、公式SNS、公式LINEなどです。

発信を担当する部署は様々。広報だったり、プロモーションチームだったり、あるいはCRMチームだったり。ただ大切なことは同じで、社内の情報をいかに集めるかが発信ネタを増やせるか、です。インプットがあってのアウトプットですね。
ただし、部門の役割は認識されていても案外情報は自然には集まってこないもの。
公式SNSを例にして、どうすれば社内のネタ、隠れたお宝情報が集まってくるかを考えてみましょう。

自分に情報が集まる仕掛け

①社内でSNSの価値を理解してもらう


当たり前のようでなかなかできていないことが多いです。例えば商品開発の方が「今度こんな商品出るよー。実はね…」という裏話が自然ともらえるとありがたいですよね。言ってくれずにプレスリリースなどだけ共有されるのは、まだ価値を理解してもらえていない証拠と言えます。
関連部門にSNSを啓蒙する一つとして、あえて第3者が説明するのも有効です。社内SNS勉強会として私も10社以上の企業でインナー向け勉強会を開催させていただきました。
生活者がいまどうSNSと接しているかを理解し、他の広告媒体との違いなども知ってもらえると、大きなニュースでなくてもちょっとした裏話、小ネタでもアリなんだと情報共有のハードルを下げることができます。


②もらった情報のフィードバックをする


もらった情報に対してお礼と一緒に成果を伝えるのがおすすめです。情報を持っている人も多くのお客様に届くことはハッピーなはず。それが〇万人に届いたんだと知ってもらえれば、また次も伝えようとなりますよね。
マスメディアで伝えるような内容ではないけれど、SNSではちょっとした心のひっかかりになりそうなネタは社内にごろごろ埋まっています。例えば食品であれば、味や原料、製造過程のこだわりはプレスリリースに書かれますが、実は市場に出るまでに30回の試作を繰り返したとか、10件の農家さんをめぐったなどは、商品のこだわりを裏付ける良いネタです。

私たちはこれらの行動を「社内マーケティング」と呼んでいますが、社外向けのマーケティングのプロだからこそ、社内でも自身が担当するチャネルの重要性を伝えて、自然とネタが集まる仕組みを作りたいですね。

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