イーロンマスクと今後のTwitterについて

こんにちは。
カラビナハート株式会社の牛島 龍之介と申します。

私はSNSコンサルアシスタントとして企業のSNSアカウントの運用やコンサルサポートをしております。

今回は、SNS運用を行っている方は特に注目しているであろう米テスラCEOイーロン・マスク氏の言動や今後どのようにTwitterが変化していくのか考察したいと思います。
この記事ではイーロン・マスク氏が2022年11月17日以前にインタビューや自信のSNSアカウントで発信していた情報をもとに作成しています。

目次

Twitter 買収後の目的について


2022年10月27日にTwitter社を440億ドル(約6兆4500億円)で買収したイーロン・マスク氏はどのような目的があるのでしょうか。
今までTwitter社では、誹謗中傷やヘイトスピーチ、LGBTQへの差別などの投稿を削除したり、発信したユーザーのアカウントを停止するなどの規制をしてきました。
しかし、イーロン・マスク氏は、『ツイッターは町の広場であるべきで、どんな立場の人でも自由に何を言ってもいい』という考えを持っており、法律の範囲内で人々が自由に発言できる現実であるべきと強く訴えかけていました。こういった考えのもとTwitterのあり方を変えたいという思いも買収に踏み切ったひとつの理由です。

今後の方向性について

Twitter社の売り上げの約9割は広告収入です。
今後Twitter blue(サブスク)によって売り上げの広告依存度を下げ、短期間で収益拡大を狙うと述べており、Twitter blueの更なる機能の充実とサービス拡大の目的もあるようです。
また、イーロン・マスク氏は以前から投資家向けに下記のようにTwitterを成長させていきたいと述べています。
・広告への依存度を収益の50%未満にする
・2028年までに収益を5倍の264億ドルにする
・2028年までにサブスクリプションサービスから約100億ドルの収益を上げる
・2028年までに9億3100万人のユーザーを獲得する
・新たなサブスクサービス「X」を立ち上げ、2028年にはそのサービスで1億400万人のユーザーを獲得
・数百人の従業員を削減した後3600人を雇用し、2025年までに従業員を1万1072人にする(現在は約7500人)

Twitter blueとは

Twitter社が提供している有料サブスクリプションサービスで現時点で米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど5か国で展開されています。(2022年11/17現在)※日本は未導入
月額は7.99ドル(導入国によって変動)で提供されており、試験導入を含めて下記のような機能があります。(一部)

【11/17時点での主な機能】
・送信済みツイートの取り消し機能(最長30秒間)
・投稿内容の編集機能(Twitter Blueで試験導入)
・ブックマークフォルダー機能(ブックマークした投稿の管理が可能)
・リーダーモード(複数の投稿を1つにまとめ見やすくする機能)
・話題の投稿を上位表示する(ツイート・RT・引用RT上位25件)
・広告がない記事の提供
Twitter Blueパブリッシャーネットワーク内のウェブサイトで読み込みに時間の掛からない広告無しの記事を読むことができる機能
・ホーム画面用アイコンの提供・テーマカラーの変更

【追加実装および検討中の機能】
・Twitter blueへの加入で誰もが認証バッジを獲得できる。
・長文添付機能の追加
・長尺動画が可能(2分20秒以上)
・音声の投稿が可能
・広告表示件数の大幅な減少(非加入者の約半分程度)
・著名人や現公式アカウントの場合はプロフィールにラベルを表示
上記のようなサービスが提供及び導入予定となっています。その為、企業さんの公式アカウントを運用されている方は日本の導入を注意深く観察し、柔軟に対応する必要があります。
また、イーロン・マスク氏はTwitterのアルゴリズムをオープンソース化することで、どのような基準でツイートが規制されたのかを明確にすべきと発言していることから今後Twitterのアルゴリズムが透明化する可能性もあります。その為、私たちのような企業の公式アカウントの運用を行っている人にとってはアルゴリズムに基づいた運用が可能になるので朗報と言えます。

今回は世間を騒がしているイーロン・マスク氏についてご紹介しました。企業さんのSNS担当者の方は最新情報を常に取得し、今後加速するであろうTwitterの変化に対応していきましょう。
SNSに関するご相談がございましたら下記Twitterアカウントのリンクからお気軽にお問い合わせください。
https://twitter.com/rushijima199467

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